2018年8月24日金曜日


こちら何時ぞやのLFTMNAF豊祖田farm&officeからの景色です。
大きな青空と桃生平野。北上川からの肥沃な水を引く田とその水で育つ稲。奥には茶臼山などの山たちも見えます。
桃生町は年中いつも風が強い地域で、地元ではこれをネガティブに捉える人が結構多いのですが、園主はむしろこの風がいつも稲の頭を撫でていってくれることをポジティブに捉えてます。
風に揉まれると植物ホルモンが分泌されてなんちゃらかんちゃら云々みたいな話もあったりしますしね。
吹き抜ける風で稲と稲が触れ合う音、めちゃくちゃ気持ちいいです。
Lifetimeは小面積ながら無農薬無化学肥料での米作りしてますが、農薬や化学肥料に対して否定的な考えは持っていません。ルールを守れば決して危険なものではないと思ってます。有機肥料だって使い過ぎれば土を汚すし、自然栽培でよく使われる木酢液なんかも使い過ぎれば相当な毒になると思います。なんだって用法用量です。
ただ農薬も化学肥料も有機肥料も自然農薬もあくまでサブ。
太陽の光、ここにしかない土、ここにしか流れない水、ここにしか吹かない風、植物を育てるのはやはり自然なんだなと最近つくづく感じます。
当たり前なんですけどね。
そして植物や周りの環境をよく観察しながら、そのそこにしかないものをどう利用出来るかが作り手の腕だとも思います。
今年のお天気のおかげで順調に育つ稲とLFTMNAF豊祖田farm&officeから見える桃生町の風景を見ながら、一番単純で一番大切なことを忘れてはいけないと再確認しました。